教室のようなところにいた。
順番に何かを披露していくらしく、自分は簡単な手品を披露するつもりでいた。
もうすぐ自分の順番だ、という時に準備をしようとすると手品に使用する肝心なギミックコインが無い。
焦って探しているが見つからず、そのまま自分の番がきてしまった。
「手品に使うやつが無くなったのでちょっと待って!見つかればもう5分もかからない手品を披露できるから」と言い訳して100円玉で手品を試そうとするもうまくいかず、次第に観客らしき人達は待ち疲れた雰囲気だった。
そのうち1人の女性が「〇〇さんの話を聞きにいくわ」、と言い出して席を立つと他の観客達もゾロゾロと着いていってしまい誰もいなくなった。
自分はそういう事を言って残された人がどういう気持ちになるかわからないのか、という思いとあぐらをかいて時間ギリギリまで準備をしなかった自分が悪いんだという気持ちでいっぱいになった。